習志野市、動き出した「隠れ教育費」削減

議員活動の開始直後から取り組んでいる、いわゆる「隠れ教育費」(教科書以外の教材や教具等に関する保護者の経済的負担)の削減について、具体的な動きが出てきました。

私は、昨年の6月、9月、12月の議会での一般質問、そして、個別協議で、この課題について教育委員会との議論を重ねてきました。教育長の強いイニシアティブ、そして、関係者の地道な調整や努力によって、昨年夏には「習志野市立学校学習教材検討委員会」が立ち上がり、具体的な議論が進んできました。

そして、ついに、先日、自分の子どもの通う小学校では、「算数セット一部寄付のお願いについて」という文書が保護者に配布されて、新1年生の教材購入の負担軽減を図る取組が案内されました。

本来であれば、憲法に基づいて、教科書以外の教材や教具は公費で全て購入されて配布または学校による保管・貸出とすることが理想形なので、まだまだ一歩前進という状況です。しかし、このように具体的な動きが出てきたことは大変喜ばしいことです。短期間でここまで実現した全ての関係者に感謝しています。

また、私だけがこの件を議会の場で主張していたわけではないので、改めて、議会の場で様々な議論をし、そして、丁寧に議事録を読んで前向きな議論を積み重ねていく重要性を感じています。

まだまだ、最初の一歩。日本国憲法第26条第2項による原則(「義務教育はこれを無償とする」)の真の実現に向けて、知恵と工夫を凝らしていきます。「隠れ教育費」という言葉が無くなる日まで粘り強く頑張ります。

 

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