私は、どの政党や組織・団体にも属さず、また、支援を受けずに活動をしている、いわゆる「完全無所属」の地方議員です。選挙の際にポスターや公報等で「無所属」となっている方がいますが、実は多くの場合は政党や組織の支援を受けています。
自分が完全無所属だからといって、政党や組織に属すること、政党という制度を否定しているわけではありません。むしろ、社会にとって、政治にとって、政党も組織も必要な存在と認識しています。
では、なぜ自分は完全無所属にこだわるのか。
それは、政治への不信等の理由から、既存政党が民意を受けとめることができていないから、そして、地方政治において政党に属さない形で政治の新しいあり方を示したいから、です。
例えば、政党支持率調査。NHKの4月の調査では、最大の支持は、自民党(28.4%)ではなく、「特に支持している政党はない」(41.3%)です。4割以上の有権者が既存政党を支持していない状況です。また、1年前に行われた習志野市議会議員選挙ではその投票率は46.38%。実に5割以上の有権者が棄権している状況です。この状況について、私は、既存政党ではない選択肢、既存政治ではない政治のあり方を示すことが日本社会のためだと考えています。
また、地方政治においては、国政や県政との連携を重視して政党に属した方がよいという考えがあります。それも一つの考え方だと思います。一方で、国や県との関係において、連携ではなく、依存、お任せになる危険性もあります。
現場のことを一番よく知っているのは基礎自治体です。住民の生活に一番近く寄り添えるのは市町村区議会の議員です。国や県との連携も大事ですが、基礎自治体が、「一身独立して一国独立す」という福沢諭吉の言葉のように、「一自治体独立して一国独立す」ぐらいの気概で、地方政治に臨む必要があると考えています。
地方から政治を変えていく、習志野から新しい地方政治を創っていく。大きな目標を胸に抱いて、完全無所属の立場でブレずに取り組んでいきます。
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