地方議員として働かせていただいて1年弱。地方議員の責任、そして、役割について自省しながら活動しています。
地方議会や地方議員の責任や役割の重要性は、住民自治の基盤、執行機関(首長、役所)の監視、といったように整理されます(参考になる資料はこちら)。
私なりに地方議員の責任や役割についてまとめますと、
1.住民に選ばれて市政を担う立場として、市民の多様な声や想いを聞いて寄り添い、市内各地を訪れて現場確認をしながら、市の発展にとって必要な政策提言をし、前向きな議論を重ねて実現していくこと。この点においては、自分の住んでいる地域だけでなく、市内全域を見渡して活動することが大事だと思います。
2.総合的で長期的なビジョンを示したうえで、その実現のために必要な個別事業を提案し、実現していくこと。道路の補修、樹木の伐採、といった日常生活に直結した行政サービスの改善はもちろん重要です。そのうえで、街の将来像、30年先、50年先の未来を構想し、施設単位や地域単位でなく、市内全域を見渡した街づくりのビジョンを練っていく必要性を強く感じています。市役所の各部署は担当業務をしっかりと執行するという意識が強いため、部署横断的な視点や総合性がやや欠けてしまうことがあると思います。この点は、市長、市議会議員、そして、市役所の管理職が各々視点で総合的・長期的なまちづくりの構想を考えて、熟議し、実行していくことが必要です。
3.執行機関(首長、役所)の監視においては、指摘や批判にとどまらず、「こうやって改善すべき」、「このように問題処理すべき」という具体的な提案をしていくこと。「●●地域の開発は問題が多い」、「この事業は必要なのか」といった指摘だけでなく、「●●地域の開発、問題はこのように処理し、そのうえで●●を実施したら街の持続性につながるのでは」、「この事業は不要、要否の判断の基準は~と整理していくべきではないか」という具体的な提案が必要です。政治において批判だけすることは一番簡単なことであり、次善策や前向きな提案を追加できるかどうかが肝だと考えています。
常に自省しながら、もっと暮らしやすい習志野へ、もっとワクワクする習志野へ、地道に努力と活動を重ねていきます。
ともに、明日の習志野へ!
コメント