習志野市、「義務教育の無償」原則に関する取組の進捗

市議会議員になって重点的に取り組んでいる課題の一つ、「義務教育の無償」原則の真の実現。

簡潔に言えば、憲法で義務教育は無償とされているにもかかわらず(憲法第26条)、実態は教科書代と授業料以外は保護者負担という現状を抜本的に改めるべき!という提案です。

算数セット、彫刻刀セット、掲示用ファイル、ワーク、ドリル等といった副教材費、中学校の進路費等、教科書と授業料以外のあらゆるものが今までは保護者負担でした。義務教育にもかかわらず、です。日本は人材が強みというような主張がある中で、大変恥ずかしい状況が戦後ずっと放置されてきたと捉えています。「日本の恥」ともいえる課題であり、本来であれば国が全国的に取組み、解消すべきものです。最近では、「隠れ教育費」という言い方でも議論になってきています(参考となるWebサイトはこちら)。

私は、このような恥ずかしい現状を習志野市から変えていきたいと強く考えて、市議会議員となってから力を入れて取り組んでいます。個別の協議に加えて、毎回の議会で議論していく中で、習志野市教育委員会からも前向きな姿勢が示されて、具体的な方針が決まり、そして、今年度から試行的な予算が措置されて改善が始まりました。

具体的には、小学校等で彫刻刀セットや掲示用ファイル等の公費負担化が進み、中学校では進路費(高校受験に関する諸経費で、今までは保護者から徴収していたもの)の徴収廃止といった成果が出てきました。

課題の解決はまだまだ先という状況ですが、具体的な進捗が出てきているので、更に推進すべく、今後も毎議会で取り上げて議論していきます。課題が完全に解消されるまで取組み続けます。

(取組状況の進捗を具体的に確認したい方は、この6月に開かれた教育委員会会議の資料(こちらの24~28頁)と議事録(こちらの6~10頁)をご覧ください。)

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