ワクワクだけでなく、現実的な見通しを

政治姿勢として、前向きな街づくり、ワクワクする街づくりを打ち出していますが、現実的な見通しをしっかり持つことももちろん重視しています。

現実的な見通しの一つとして重要なことは、財政の見通しです。

まず、習志野市の財政状況について、その健全性を判断する比率は、こちらのページのとおり全て「健全」という状況です。

では、「財政が健全なので新規事業をどんどん進めていこう!」という状況かというと、そうでもありません。今年度予算のポイントによれば、小中学校の長寿命化・改修やこども園整備の経費が増加傾向にあり、積み立ててきた貯金(基金)を取り崩しながら、歳出と歳入のバランスを保っている状況にあります。

また、全体としては、少子高齢化の傾向で、納税者数が減り、福祉予算の増加見通しがある中で、楽観的な財政運営は難しい状況にあります。

一方、財政は手段であって、目的ではありません。財政は行政の基盤であって、街づくりの目的は、一人一人の市民の生活が安全安心で豊かになること、です。目的と手段をはき違えてはなりません。

何が言いたいかというと、

財政規律は大事、でも、目的は市民生活の充実。緊縮財政一辺倒でなく、知恵と工夫を凝らして市民生活の充実につながる財政運営をすべき、

ということです。

習志野に住み続けたい、もしくは、習志野に住んでみたい、習志野で子育てしてみたい、そう思っていただける政策が必要です。潤沢な予算があるとはいえませんが、既存事業のゼロベースでの精査や抜本的な効率化、そして、場合によっては後ろ倒しをしても、未来につながる事業が必要な時期、と考えています。

この辺りの議論、今月15日から始まる議会における予算審議においてもしっかり行っていきます。

現実的な見通しをしっかり持ちながら、ワクワクする習志野へ

 

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