収支のバランス、負担と受益のバランス

行政サービスについて考える際には、収支のバランス、受益と負担のバランスが大事です。

市政に対して支出が必要な事業について要望をするばかりで、収入面を考えなければ、支出過多となってしまいます。そして、市の財政は赤字になっていき、最悪、財政破綻となります。財政破綻をした場合には、かつての夕張市のような対応を迫られることになります。

行政活動の原資は、私たちの納める税金、または、将来世代への借金(国債、地方債等)です。つまり、結局は、自分たち(未来の世代も含めて)の社会について、どの程度の負担(税金、国債・地方債)をして、どのような社会を創っていくのか、その際に、行政機能にはどういう役割をどれくらいの予算で担うことにさせるのか、ということになります。

負担(税金)は小さいけれど、政府機能(行政サービス等)も小さい社会を目指すのか、

負担(税金)は高いけれど、政府機能も充実している社会を目指すのか、

または、その間ぐらいの負担と受益のバランスのとれた社会を目指すのか、

大きく分けて3択だと思います。このバランスのあり方について、社会を担う全員で議論し、最終的には選挙によって選ばれた政治家による議決で予算を決めていく、これが民主主義のあり方だと思います。

そして、今の日本社会では、「社会を担う全員で議論し」という部分がまだまだ十分でなく、また、投票率の低い中で選ばれた政治家が特定の政党や団体の意向を踏まえた意思決定をしている、これが現状です。この現状を変えていく必要があります。

なぜなら、昭和の時代と違って、今の社会は国内外の変化が激しく、経済の長期低迷と少子高齢化によって「負担と受益のバランス」をあらゆる分野で抜本的に見直す必要に迫られており、また、日本社会に将来への不安が重く漂っているからです。

収支のバランス、負担と受益のバランスを常に念頭に、将来への不安を払しょくできるような街づくりを目指します。

(写真は、昨年の選挙時に行った、堂本・元千葉県知事との演説会の様子)

 

 

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