先月の一般質問の振り返り、4回目は特別支援学校に関する質疑について報告します。
習志野市には、千葉県立の特別支援学校小学部があり、61名の児童が通学しています。一方、中学部、そして、高等部は市内に存在しないため、中学や高校でも特別支援学校に通う必要のある生徒は、八千代市や船橋市といった他市にある特別支援学校まで通っている状況です。
私は、全ての児童・生徒は自分たちの地域で学び、育っていく環境が基本と考え、また、障がいのある子を育てる親御さんからの切実な想いや考えもいただいて、今回、特別支援学校の中学部や高等部の設置について検討状況や検討の方向性を質問することにしました。
教育長からは、小学部から高等部まで一貫して学べる環境が必要であるという考えで県と協議をしてきた、一方、当面は市内への中学部・高等部の設置は難しい状況、まずは中学部を市内に設置すべく千葉県教育委員会と協議をしていく、という説明がありました。
私は、千葉県の第3次千葉県特別支援学校整備計画では、習志野市を含む周辺地域では特別支援学校に通う児童・生徒は引き続き増加傾向であり、2026年度にこの計画の中間評価を行っていく、と明記されていることを言及したうえで、この中間評価に向けて、習志野市から千葉県に対して粘り強い調整と要望が必要であり、節目節目で文書で県に要望する重要性を強調しました。
行政においては、口頭での下調整や根回しも大事ですが、やはり、文書でしっかりと記録を残しておく、要望が一回で実現をしなくても、経緯を形として残して積み上げていく、というこことが有効な場合が多くあります。
このような考えで、私は、文書で県に要望をしていくことを強く求めました。「協議をしている」といっても、記録が残らなければ、成果にはつながっていきません。
この課題については、簡単に実現できるとは思っていませんが、実現するまで粘り強く取り組み続けます。
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