地方政治における二元代表制の意義

国政と違って、地方政治では、首長と議員が各々選出される二元代表制となっています(国政は議院内閣制)。時折、地方政治における首長は「大統領のような存在だ」と言われますが、確かにそのような要素はあります。

私は、二元代表制の意義としては、首長と議員が切磋琢磨して前向きなまちづくりを進めることにある、と考えています。議会としては、行政側の監視という役割を忘れてはいけませんが、最も大事なことは、首長も、議員も、「こういうまちにしていきたい」と訴えて、有権者によって選出されたという点です。選出された原点を踏まえて、まちづくりに関する工夫や知恵で首長と議員は競争すべきです。

また、首長と議員は、その権限の違いや影響力の差はありますが、主従関係ではなく、対等な関係なのです。議会による意思に対して首長は重く受けとめる必要がありますし、その逆も同じです。

先週13日、習志野市議会は、「習志野文化ホールへのパイプオルガン設置を求める意見書」を可決し、習志野市長に提出しました。賛成討論、反対討論をしっかりと行ったうえで、僅差での可決ではなく、賛成18ー反対9という賛成多数による可決です。私は、この議会の意思は大変重たいと捉えています。

今後も、二元代表制の意義をしっかりと踏まえて活動をしていきます。

コメント

タイトルとURLをコピーしました