習志野市は、本日、習志野文化ホールに設置されていたパイプオルガンの再設置に関して、クラウドファンディングの目標額を6,000万円と公表しました(公表内容はこちら)。
この件については、議会でも議論があり、9月13日に、習志野市議会は賛成多数でパイプオルガン再設置を求める意見書を可決し、習志野市長に提出しました(議論の録画はこちら)。
今回の発表内容を見ると、以前の「再設置の可否を問う」という不適切な文言は消えて「皆様のご理解とご協力をお願いいたします」となり、寄付の最低金額は2,000円から500円に引き下げられています(詳細はこちら)。
しかし、市として、文化行政においてパイプオルガンを再設置したいのかしたくないのか、大義や理念に関する説明はなく、費用がかかるので検討を重ねてきた結果、クラウドファンディングの結果に再設置の是非を委ねる、という残念な方針は変わっていません。そして、民意の問い方として、賛成か反対かではなく、寄付するかどうか、というお金を介在させるやり方も変更がなく、大変残念です。
文化行政として大変残念な進め方ですが、それでも、クラウドファンディングは明日から始まってしまいます。「批判や指摘をして終わり」では、現実は動きません。この件についてどんな次善策を打てるのか、善処できる余地はないのか、引き続き取り組んでいきます。
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