一般質問の振り返り:その4、市内に県立特別支援学校中学・高校の設置を!

一般質問のポイントをご紹介する記事、4回目は、昨年の6月議会でも議論した「県立特別支援学校中学部・高等部の市内設置」について再度議論しましたので、その要点をご報告します。

私は、教育についてはできる限り細やかな対応が必要と考えており、障がいのある児童・生徒の方も通学の負担が少ない環境で、地域と共に学び育つことができるようにすべき、と考えています。習志野市では、袖ケ浦東小に隣接する形で県立習志野特別支援学校小学部がありますが、中学部・高等部は市内にはなく、市外に通学している状況です。私は今年の1月に八千代特別支援学校に見学にうかがいましたが、やはり習志野市からは遠く、バス通学の場合、1時間近くバスに乗っている生徒さんもいるそうです。習志野特別支援学校小学部も開設から10年以上経過し、児童の数は4倍以上の60名強となり、教室等が不足気味という状況です。

このような状況を踏まえて、改めて、市内に、県立特別支援学校中学部・高等部の設置を求めましたが、市側からの回答は大変慎重なものでした。教育長からは、

小学、中学、高校と一貫して市内で学べる環境が必要

という認識は共有されましたが、具体的な動きとしては再来年4月に千葉市花見川区に新設される特別支援学校の開校の様子を見ていく、という姿勢でした。

私は、千葉県が「第3次特別支援学校整備計画」の中間評価を来年度(2026年度)に行う予定であることを踏まえて、習志野市として前向きに市内設置に取り組んでいただきたい、保護者の声をしっかりと受けとめて動いてほしい、と強く要望しました。

千葉県は、特別支援教育の方針として、「共生社会の一員としてともに認め合い、支え合い、誇りを持って生きられる社会を構築する」と示しています。そのために、私は市内に高校まで一貫して学べる環境を整備していく必要があると考えます。引き続き、粘り強く取り組んでいきます。

 

 

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