JR津田沼駅南口の商業施設「モリシア」は本日、閉館となりました。土地と建物の所有権を持つ野村不動産がこの場所の再開発を行うために閉館に至りました。しかし、1月に報道されたとおり、工事費高騰によって再開発の施工業者が決まらずに、再開発自体の見通しが立たなくなり、工期は遅延する見込みです。
野村不動産から工期遅延の申し入れが習志野市に提出されてから既に2か月以上も経過しているのにその後の動きが見えてきません。大変心配な状況です。
私は3月議会の予算委員会において、閉館している状態によって失われる機会費用等をしっかりと精査しておくように要望しました。工事費高騰という課題に対して慎重な検討は必要ですが、時間の経過によって失われる機会費用や定性的な影響(治安への悪影響、にぎわいの喪失等)も加味して総合的な決断を時機を逸せずに行う必要があります。
具体的には、早期に野村不動産から次善策を提案していただき、習志野市としてこの場所で文化ホールを再建するかどうか、早期に決断すべきです。工期の遅延、必要な予算の上昇の幅次第では、文化ホールの再建自体のあり方を見直すという選択肢は残しておくべきと考えています。
同じような事態に直面している中野サンプラザ跡地の再開発は、開発自体が白紙となり、先行きが全く見えなくなりました。習志野市も時機を逸せずに、総合的な決断をすべきと考えます。
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