習志野市議会第一回定例会、市政運営方針について(その1)

今日から3月24日までの会期で、習志野市議会第一回定例会が始まりました。2025年度予算の審議という重要な議案がある議会、全力で取り組み、そのポイントを随時報告していきます。

今日は、市長から示された今年の市政運営方針を聞いて考えたことを共有します。

市政運営方針とは、毎年、最初の議会で市長が示す重要な方針で、その内容は「今年は習志野市をこのように運営していきます」という考え、そして、その考えに基づく各種事業で構成されています。

要点は、昨年10月に示された予算編成方針から大きな変化はないと捉えました。変化の激しい時代において、豊かさを未来につなげていくため、教育、福祉、子育て、公共施設再生等、幅広い課題を俯瞰した内容であったと思います。新しいニーズにしっかりと向き合った施策も多くあり、評価できる内容です。

一方、二つの課題があったと考えています。

まず、少子高齢化、そして、工事費高騰で公共施設再生が一層難しくなっている状況にもかかわらず、予算編成に緊張感が不足している点です。モリシア建替えが工事費高騰で遅延することになり、これから予定している清掃工場の建て替え等の計画も予定どおり進むのか、極めて厳しい状況といえます。このような中、平常モードで予算編成をするのではなく、有事モードで臨むべきです。予算案を見渡しても緊張感が足りていません(どのような点が足りていないか、後日詳報します)。

次に、多様化するニーズに対して様々な新規事業が示されましたが、役割を終えた事業を廃止したり、必要性の低い事業を取り止めたりするという姿勢がないという点が残念でした。時代によってニーズは異なりますし、予算には限りがあるため、時代の役割を終えた事業は精査して廃止すべきですし、必要性や緊急性が低い事業はこの有事においては取り止め、または凍結すべきです。

このような考えで、今年の市政、特に来年度予算案の審議に臨んでいきます。

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