経済的困窮や社会的な孤立から、友達と遊び、旅行をする、自然に触れるといった体験ができない子ども達がいることについて、「体験格差」という言葉で整理されることがあります。
必ずしも、経済的な事情だけでなく、親が子どもと一緒に体験する時間を持てないという事情も原因になっているそうです。
また、家庭でも学校でもない三つ目の居場所が子どもにとって必要、子どもがのびのびと過ごせる場所が大事といった、「居場所づくり」についても関心が高まっています。
体験格差、居場所づくりといった課題は、結局は、日本という社会が子育てや教育について取り組んでこなかった、大半を親任せにしてきた結果だと捉えています。
子どもは親の責任で育てるべき、でも、育った子どもが活躍したらその活躍の結果は親だけでなく社会で享受する、こんな現状、おかしくないでしょうか。親子の関係がぎくしゃくして子どもが居場所を求めていても、親が子どもを虐待していても、親の価値観とは違う生き方をしたいと子どもが考えても、社会は一歩引いて子どもを守ろうとしない、こんな社会を変えたいです。
親だけでなく、社会ももっと子育て、教育に関与し、多様な育ち方を支えていくべきです。そのための一歩として、まずは教育における保護者負担の軽減、子どもの居場所づくりに取り組みます。子どもにやさしい社会を創っていきます。
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