日本の課題について色々と議論がなされていますが、必ず指摘されるのは人口減少です。
そして、人口減少による影響として、生産年齢人口の減少、労働力の減少が指摘されます。その対策の一つとして外国人材の受入れが議論されています。私は、単なる「労働力」として外国人材を受け入れるという発想には反対です。「日本が好きで日本で働きたい」と考えていただける方を、一人一人の人間として受け入れる政策を推進すべきと考えています。
既に、日本の賃金水準は世界市場で相対的に魅力を失っており、日本を「選ばない」人が増えている状況です。そのような中で、より多くの人に「日本で働いてみたい」と思っていただける環境づくりが大事です。
環境づくりとは、労働環境だけでなく、生活環境、子どもの子育て・教育環境の整備が必要です。私は、日本社会は、外国人の方にとって生活環境と子育て・教育環境の整備が特に遅れています。
災害が発生した時に外国籍の方にわかりやすい案内になっているか、生活に必要な日本語を教える場が整っているか、子ども園や学校で日本語の得意でない保護者に連絡をわかりやすく伝えられる手段があるか等、生活や子育てという観点で細かく考えて改善していく必要があります。
機能拡張やアクセス改善が進む成田・羽田空港と程よい距離感にある習志野市において、外国籍の方に選んでもらえる環境を整備していきたいと考えています。人種、国籍、性別等を問わず、多種多様な人が穏やかに暮らし、活躍できる街を目指していきます。
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