習志野市は、この4月から公民館の利用ルールを緩和し、さらに利用しやすくしました。サークル利用の団体の人数が5名から3名以上に、個人利用への部屋貸出開始、といったものです(詳細はこちら)。公民館は文字どおり皆の場所ですから、より一層、市民が集い楽しむ場になればと願っています。
さて、最近、「フォルケホイスコーレ」に注目が集まっていますね。「フォルケホイスコーレ」はデンマーク式「人生の学校」と表現できるもので、民主主義の啓発、人間の啓発のために、自由な学びをする場となっているようです。最近では、日本でも取組が広がり始めているようです(参考記事はこちら)。
変化の激しい今、VUCA(V=Volatility(激動、変動)、U= Uncertainty (不確実性)、C = Complexity (複雑性)、A = Ambiguity (不透明性))の時代とも呼ばれています。このような時代に、時間をかけて、人生、民主主義、そして、人間について学ぶ場は重要です。
この意味で、私は、公民館は一つの拠点になるのではないかと思います。フォルケホイスコーレに憧れて似たような建物や環境を創るのではなく、日本に根付いている公民館を活用すればよいと思います。既に生涯教育という表現で実施されていることもたくさんあると思います。
日本に足りない点は、政治、民主主義、社会の仕組みについて、朗らかに熟議していく文化です。こういった文化も育む公民館であってほしいと思います。
コメント