政治資金規正法改正をめぐる混乱、結局は「国民主権」

いわゆる「政治と金」の問題を踏まえて、政治資金規制法の改正について国会審議が進んでおり、報道されているとおり、大混乱という状況です。

自民党と日本維新の会が改正案について合意したにもかかわらず、修正案内容についてすれ違いが生じ、審議日程も混乱して延期、という異例の事態。この混乱自体、政治への不信や失望を増すことになると思います。とても残念ですが、これが日本政治の現状です。

政治のあり方について考える時、いつも、日本国憲法の前文冒頭を思い出します。

「日本国民は、正当に選挙された国会における代表者を通じて行動し、われらとわれらの子孫のために、諸国民との協和による成果と、わが国全土にわたつて自由のもたらす恵沢を確保し、政府の行為によつて再び戦争の惨禍が起ることのないやうにすることを決意し、ここに主権が国民に存することを宣言し、この憲法を確定する。そもそも国政は、国民の厳粛な信託によるものであつて、その権威は国民に由来し、その権力は国民の代表者がこれを行使し、その福利は国民がこれを享受する。」

今の混乱状態、政治への不信や失望について、黄色ハイライトした部分が関連していて、つまりは、主権は国民にあり、有権者が選挙で政治家を選んでいるので、政治を変えたいと思ったら政治家を選び直すことが重要、ということです。

政治の停滞は、極端に言えば、主権者である国民の責任とも言えます。

選挙の時になって慌てて、代表となる政治家を選ぶということも難しいと思います。普段から、政治家またはその候補となる人材を育て、対話し、そして、選挙で代表として選ぶ、ということが大事です。日本の政治文化は、この「育て、対話し」という部分が大きく不足していると思います。

有権者の一人として、地方政治家として、政治を諦めずに、どうしたら改善できるか、しっかり考えて、行動していきます。習志野から政治のあり方を変えていきます。

 

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