先週、所属する総務委員会の視察で、宮城県岩沼市を訪れて、JOCA東北という場所を見させていただきました。
議員になる前から訪れてみたいと考えていた場所、今回、私が提案して視察先にしていただきました。結果として、心を熱く揺さぶられる場所で感動しました。そして、こういう場所を習志野市に創りたい!と心から思いました。
どんな場所なのか、一言で言えば、
ごちゃまぜ
というものです。
保育園、障がい児・者のデイサービス・就労施設、ジム、そば処、温泉、足湯、高齢者デイサービス等の機能が混ざって一つとなっている施設でした。子どもと高齢者との交流、障がい者とジム利用者との交流、様々な交流が「ごちゃまぜ」を起点にして生まれている場所でした。
首長の強いリーダーシップ、運営側の丁寧かつ前向きな施設運営、そして、利用者の視点を大事にしたことがこの施設の成功要因だと捉えました。福祉は縦割りになりがちで、どちらかというと、サービス提供側の利便性を優先して施設運営がされているのが一般的ではないでしょうか。
しかし、このJOCA東北では、ゆるやかにあらゆる人が混じりあい、交流し、役割や生きがいを見つけて過ごされているそうです。障がい者、幼児、高齢者というくくりではなく、同じ地域に住む仲間としてごちゃまぜに交流していく、という方針に心からぐっときました。施設を利用する側、そこに住む人の視点に立った施設だと思います。
どのような機能をごちゃまぜにするか、ごちゃまぜにしつつも安全面をどのように対応するか、様々な検討項目はありますが、私は、このような施設が更新を予定している総合福祉センター(習志野市秋津)の将来像だと確信しました。
また、世界の様々な場所で働いてきた経験からも、様々な価値観や考え方が混ざり合って生み出す価値があることを私は信じています。
ごちゃまぜをコンセプトにした施設を習志野市にも創る、この想いの原点となった視察になりました。視察にご協力いただいた全ての関係者に感謝いたします。
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