まちづくりには色々なものがありますが、街全体を俯瞰して変化を出していこうとすると時間が多くかかります。
まず住民同士、住民と行政でじっくりと話し合いをして方向性を考えることに数年、そのうえで具体的な計画を作るのに1~2年、そして、計画に基づいて実施していくのに数年から10年はかかります。最低でも5年は必要という肌感覚を持っています。
個別の事業でいえば、例えば、秋津地域及び市全域における課題となっている総合福祉センターの更新については、更新の方向性を策定するのに数年、実施段階では基本計画・設計から工事完了まで3~5年はかかりますので、5年以上は必要となります。
このようにまちづくりには時間がかかるので、長期のまちづくりの構想をしっかりと持って計画的に進めていくことが必要です。習志野市では、基本構想・基本計画という名前の長期計画があります。
私の問題意識として、国道14号以南の埋立地域(1960年代から1970年代にかけて埋立事業によって新しく生まれた、袖ケ浦、秋津、香澄、茜浜、芝園)については、長期的な構想を練るタイミングは2010年代半ばだった、10年ちかくタイミングを逸してしまったと捉えています。袖ケ浦地域が習志野市に編入されたのは1966年だったので、その50年後である2016年前後に次の50年を見据えた長期構想が必要だったのではないかと振り返っています。
過去のことを悔やんでも仕方ありませんし、当時は当時で色々な事情もあったでしょうから、未来志向で考えていきます。また、埋立地域の将来構想はまだぎりぎり間に合うという認識なので、今年、埋立地域の将来構想を含む次期基本構想に対して積極的かつ具体的に貢献していきます。
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