行政のあり方について常に考えながら、活動しています。
行政には、行政サービスを提供する、専門用語では「給付行政」という役割と、住民・市民の生活に一定のルールを課す、生活に制限を加える、専門用語では「侵害行政」という役割があります。行政については、行政学の修士課程でみっちり学びましたが、今、地方行政の現場で改めて考えなおしています。
行政の二つの役割を踏まえたうえで、これからの行政のあり方を考えた場合、私は自治のあり方を考えることにつながっていくと考えます。
行政に対して、給付(補助金や助成等)を求めるだけでなく、また、ルールを要望するのではなく(例えば、公園の禁止事項の追加等)、自分たちの街を自分たちはどうしたいのか、住民で考えて議論して実施する仕組みを一層強化していくべきと考えています。
もちろん、全ての行政サービスを住民が担う、または、意思決定を直接行うことは難しいので、市長や市議という住民の意思を代弁する政治家を選び、間接的に住民の意思を表示する仕組みはこれからも必要だと考えます。
一方、選挙が終われば、市長や市議にお任せ、あとは給付やルールについて随時要望をするのみ、ということでは自治は熟成していきません。常に、「自分たちのことは自分たちで考えて、自分たちが動いていく」という主体性が大事です。主体的に街を捉えることで、「こうしたらいいのでは」、「こんなことをしたら盛り上がるのでは」と街のあり方を楽しく考えることができ、そして、ワクワクする街づくりにつながっていきます。
習志野市には、まちづくり会議という仕組みが既にあります。この仕組みの更なる強化、そして、新しい取組を模索していきます。個別案件の対応に加えて、行政のあり方を常に考えて、その充実に取り組みます。
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