途上国で感じた、社会を変えていこうとする勇気

昨日のブログで、価値観の交代が必要だと書いた後、途上国での勤務経験を思い出しました。

いわゆる途上国では、貧困という課題に加えて、国内格差、権力腐敗、行政の機能不全等、長年蓄積して解消されずにいる課題に辟易として、諦めかけている人達と出逢うことがありました。

それでも、ぎりぎり諦めずに、次の世代を想って、何とか自分たちの国をよくしていこう、社会を改善していこうとする志のある方々と一緒に仕事をしてきました。

特に、途上国の方々が、自分たちが今まで大事にしてきた仕事のルール、組織の文化、そして、個々人の価値観も変えていく際に、悩みつつも、一歩前に踏み出す勇気を示した時に立ち会えた際にはぐっと感動しました。

社会を変えていこう、改善していこうとする時には、自分たち自身の価値観を変えていく必要があります。今まで大事にしてきたやり方や考え方も、いったん白紙にして改善していくべき時があります。その時に、安易な前例踏襲や逃げではなく、勇気をもって変化に挑戦できるか。この挑戦が日本社会に決定的に足りていない点です。

このままでは日本は立ち行かなくなる、誰もがそう感じつつも、自分たちの世代は何とか大丈夫だろう、でも、将来は不安だ、という雰囲気が漂っている社会、それが今の日本だと感じています。この雰囲気を打破するためには、自分たちは「こうしていきたい!」と勇気をもって変化に一歩踏み出すことだと信じています。

(途上国での勤務に関する動画は以下をご覧ください)

 

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