6月13日に行った一般質問、今回で議員になって5回目となりました。毎回、みっちりと準備をして臨んでいますが、やればやるほど、その意義、効果がよくわかってきました。
意義としては、誰でも傍聴できる公開の場、そして、記録が正式に残る場で、市政の方向性について市長や教育長、部長等との間で議論することで、市政の理念、意義、そして、課題を広く周知できるということです。私は、この観点で、個別事業や個別課題の細かい話よりも、まちづくりの基本的な方向性、そして、大きな課題に極力多くの時間を割いて質問するようにしています。
そして、効果としては、具体的な成果をつむぎだす大きな推進力となるということです。議場での議論は正式な記録として残るため、市役所側は慎重な答弁になる傾向は当然ですが、みっちりと準備を重ねた質問をすることで、前向きな答弁を引き出すことができます。そして、引き出した答弁を使って、一般質問の後は丁寧な個別協議を重ねて、具体的な成果に結びつけることができます。例えば、キッチンカーによる試行販売(社会実験)はこのやり方で成果につながりました。
また、一般質問で繰り返し取り上げて質問をし続けることで、定期的に改善の取り組みについて進捗を確認し、そして、成果を生み出す推進力となります。例えば、義務教育における保護者負担の軽減について、昨年6月の初の一般質問から毎回同じテーマで質問をしていますが、この取組によって目に見える成果が出てきています。具体的には、今年から各学校に予算が配分されて、彫刻刀セットや掲示用ファイルの共用品化、そして、中学校における進路費徴収の廃止につながっています。
今、一般質問を終えて、議会も閉会となったので、「ほっと一安心で休憩」では全くありません。むしろ、次の議会に向けてだんどりや仕事の進め方を練っている状況です。次の議会は8月下旬に召集となるので、8月下旬から逆算して各課題への取組スケジュールを考えて、現場への訪問や市役所との協議の場を設けて、市政の前進策を練っています。正直、議会閉会中の方が忙しいという実感です。
初心を忘れずに、習志野市政を前進させるために、粘り強く、コツコツと取り組んでいきます。一般質問はその過程の大事な一コマという認識でいます。
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