まちづくり、抽象的な言葉に具体性を込める重要性

安全、安心なまちづくりを進めます

対話を大事にしていきます

前向きな提案を重視しています

こういった言葉、方向性を示すという意味では意義があります。一方、どの街、どの自治体でも使える「空虚」な言葉とも言えます。行政文書を読む時には、常に、「●●市」という固有名詞を隠したらどの街でも使える内容かどうか、と意識しています。

具体的な成果を出すためには、方向性だけでなく、どの自治体でも使えるような文書を並べるのではなく、習志野市の現状(強み・弱み・潜在性等)と個性を踏まえた具体的な内容を盛り込む必要があります。

例えば、「安全・安心に加えて豊かな暮らしを生み出します」ではなく、

「自転車事故の多い●●地区に道路標識を増やし、新習志野駅前周辺に防犯カメラを設置する等の取組で事故・事件発生率を前年度比で●%削減する。豊かな暮らしという観点では、習志野市の誇る谷津干潟と海(茜浜)で市民参加型の自然保全活動と親水性の向上を推進する」

という具体性のある提示が求められています。

国際政治でも、法の支配、民主主義、人権といったその言葉自体では具体的な内容がわかりづらい言葉が踊る傾向にあります。その際には、具体的にはどういうことなのか、ということを深堀りして考えると、実はあまり実態がない、言葉遊びに近い、といった議論がよくあります。

ビジョンと具体的な事業、いずれも大事にして、習志野市政の前進に貢献していきます。

 

 

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