習志野花火大会2024で考える、行政に期待される役割

先日、共有した「習志野花火大会2024」、注目が集まっているようで、一部の席は完売したようです。

この花火大会、民間企業の主催で、習志野市は特別後援という立ち位置になっています。予算は出さずに、場所の無償提供、そして、関係機関との調整への協力を行っています。

私は、この花火大会の決定を通じて、改めて、行政に期待される役割、行政のもつ可能性を考えました。

つまり、予算を出さないとしても、場所の提供や関係機関との調整で十分に盛り上げに貢献できるということです。

目に見えるお金ではありませんが、場所を提供する、無償で貸し出すということは、価値を提供していることになります。そして、民間企業にとっては難度が高い行政機関との調整に自治体は力を発揮することができます。

例えば、今日明日で開催されている新習志野駅前祭のように、駅前広場を無償ないしは有償で貸し出しをして民間企業が使用するという形もよいと思います。このように考えると、様々な可能性が広がっていると思います。

行政のもつ可能性を最大限活用して、ワクワクする習志野を創っていきます!

(写真は、干潮時に茜浜に出現する浜辺の様子)

 

 

コメント

  1. まきうちとしお より:

    70周年記念の花火大会。60周年花火と違って民間専門業者への丸投げで、全席有料。一番安い席が早割適用でも一日4,000円。市民無料招待席は広報習志野の最終ページにあるQRコード読み取って申し込むか、花火のホームページからの申込み。これってインターネットやスマホを使えない人には、電話や紙ベースでの申込み手段は用意されているのでしょうか。
    今回の花火大会はどう考えても民間企業の利益優先の観覧席の価格設定、市の担当者の負担は激減したでしょうが、これが果たして市民のための70周年記念の事業なのでしょうか。市議会議員の先生方には当日無料招待席が用意されているか、有料であっても視察名目の経費で計上すればなんの痛痒も感じないかも知れませんが、支援者にとっては物価高騰実質賃金が目減りしている今、まして年金暮らしでは老夫婦でペア席など気軽に出せる金額ではありません。周辺の方の意見を聞いても「何でこんなにバカ高い料金?」と口を揃えます。
    市民目線の政策を期待していた先生が、全く無批判に民間委託を評価していることにガッカリしています。

    • ご指摘ありがとうございます。ご返信が遅れて大変申し訳ございませんでした。

      こちらの花火大会は、習志野市が「市制施行70周年記念」という冠を無償提供しておりますが、実施経費については100%、民間企業が手当てして行う事業となっております(市は後援のみ)。そのため、観覧席は有料となっております(なお、市議会議員に無料招待席はなく、また、視察名目での経費計上も不可能と考えております)。市として花火大会を行う方針はなく、民間企業の提案によってこの大会が実施に至ったという状況にあります。

      無料招待席への応募はインターネット経由のみとなっておりますが、電話や紙ベースの申し込みについてはご要望があった点、市役所経由で事業者に伝えます。

      私がこの事業を評価している点は、行政機関は、場所の無償提供、関係者との調整への協力という手段でまちのにぎわいを創出できる可能性を示しているという点です。今回ご指摘いただいた点を踏まえまして、市政の改善に取り組んでまいります。ご指摘ありがとうございました。

  2. まきうちとしお より:

    ご返信いただきありがとうございます。
    <実施経費については100%、民間企業が手当てして行う事業となっております(市は後援のみ)。そのため、観覧席は有料>という点は理解できますが、観覧チケットの価格設定が未就学児以外は小学生から高齢者まで全て同一料金。市側ではこうした点を事前にチェックしての事業委託なのでしょうが、どうにも納得しかねる業者に丸投げしてまで開催する事業とは思えません。
    市としては<場所の無償提供、関係者との調整への協力という手段でまちのにぎわいを創出できる可能性>を模索したいのでしょうけど、今回の花火大会に関しては<にぎわいを創出>効果はあまり期待できないのではないでしょうか。
    花火大会が終わったら、ブログで効果、成果の報告していただければと思います。

    • 更なるご指摘、ありがとうございます。料金体系については子ども料金を設けるべきと私も考えましたので、無料招待席の件と併せて本日、市役所側に提起、要望をいたしました。

      今回の事業は、大きな意味で茜浜における社会実験と私は捉えており、試行錯誤の一つとして現時点ではこの事業を評価しています。実施後、しっかりと検証を行い、12月の議会でも議論し、検証や報告をしていく予定です。引き続きよろしくお願いいたします。

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