サラリーマン時代の経験、組織マネジメントのノウハウ

市議会議員になる前は、いわゆるサラリーマンとして働いていました。企業ではなく、独立行政法人(JICA)での勤務だったので、「会社員」ではありませんでしたが、組織で働くノウハウや経験はたくさん得ることができました。

また、海外駐在(アフガニスタン、インドネシア)も経験したので、困難な状況や多様な価値観を持つ人達の中で、物事を前に進めていく胆力?根性?のようなものも養ってきました。

市議会議員は、サラリーマンとはまったく違う業態ではありますが、サラリーマン時代の経験は相当活かせると感じています。色々とありますが、一番は、組織マネジメントのノウハウです。

1,000人以上の規模の組織で働く際には、内部の意思決定、権限移譲、そして、相互牽制といった機能をしっかりと働かせる必要があります。トップから担当者まで職階に応じて、決定できる権限を明確にして、権限に応じて必要な能力や経験を設定して人材を配置または育成し、また、人材に対して妥当な待遇を用意する必要があります。

トップがなんでもかんでも、細部に至るまで決めるのではなく、トップの責任で一定の権限を部下に渡していくことも大事です。組織で働く以上、1,000人が働いていたら、1,000人分ではなく、1,000人分よりも多くの成果を出せる組織である必要があります。そのためには、適切な権限移譲が一つの肝となります。1人で1,000人をまとめることはできません、10人か20人程度が限界で、その限界を踏まえた権限移譲をしていく必要があります。

そして、権限移譲をしたうえで、如何に担当職員のやる気と能力を引き出していくか、管理職に委ねていくことも大事です。さらに、トップから組織全体が躍動するようなメッセージ、ビジョンを出していく必要もあります。

いずれの点も、言うは易し行うは難し、ですね。ただ、組織マネジメントについて20年間に試行錯誤、模索しながら積んできた自分の経験値はある程度の価値があると思っています。その経験を市政の改善に活かしていきます。

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