習志野市制70周年、これからの課題とは

昨日、習志野市制は70周年を迎えました。1954年に津田沼町から習志野市になって70年、人口は3万人強から17.5万人までになりました。

70年というと、世代では2世代(1世代30年)以上の時間が流れてきたことになります。この70年を振り返ってどんな時代だったのか、市政の歩みと今後の課題は何か、しっかりと考える機会です。

私は、日本社会全体に同じことが言えますが、バブル経済崩壊から30年以上経った今も、新しい社会モデル、日本の目指す社会像がはっきりしないので漠然とした社会不安が漂っている、という点が大きな課題と考えています。

この課題に対して、私は、

1.人生100年時代と言われ、また、健康寿命、平均寿命ものびてきている中で、高齢者の定義を65歳以上から75歳以上に変更したうえで、100歳まで安心して暮らせる街を目指す。

2.100歳まで暮らせる街の実現のために、習志野市の理念である「文教住宅都市憲章」を土台として、「一市民、一文化、一スポーツ、一ボランティア」を更に推進するとともに、市民がまちづくりに参画する仕組みを今まで以上に力を入れる。この仕組みによって地元に多様な仲間が増えて、住民が声をかけて支え合う環境につながり、孤独死等の予防につながります。人生の最期まで住み慣れた地元で安心して過ごせる社会になっていきます。また、住民自治の促進にもなり、時代の変化に即したまちづくりにつながります。

3.さらに、具体的には、公共施設の中核として、小学校と親和性のある機能を小学校に集約していく。小学校が児童の学びの場に加えて、地域の交流、防災、福祉等の拠点となっていくことが望ましいと考えています。なぜ小学校なのか、それは、歩いて行ける距離としてちょうどよい場所にあり、保護者同士の交流や子どものイベント等、地域活動に広がる種がたくさんあるから、です。中学校では学区が広く、徒歩で行くには厳しいと捉えています。

という考えです。

今、政治に求められているのは、単発の給付金事業や減税ではなく、未来を見据えて、「こういう社会を創っていく」という明快なビジョン、そして、そのビジョンにつながる具体的な事業です。私は目指すビジョンと具体的な事業、その両方をわかりやすく発信し、習志野市の基本構想や個別の政策に反映していきます。そして、志とチャレンジのあふれる習志野市にしていきます。

(写真は昨年の予算要望の様子。今年も、ビジョンに基づく提案を予算要望として示していきます)

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