立憲民主党代表選挙、政治家の演説手法

昨日行われていた立憲民主党代表選挙をテレビで見ていました。色々と思うところがありましたが、私は政治家なので、やはり、演説の内容、そして、その手法について特に注目しました。

政治家による演説、その目的は、聞き手の心を動かすことにあります。その手法は、感情的に話す、用意した原稿を読み上げる、聞き手に問いを投げかける等、色々あります。

演説については私も日々精進を重ねていますが、最も大事な点は、情熱と論理とのバランスだと思っています。感情的になりすぎてもダメ、一方で、論理的な話を淡々と読み上げるようでもダメ、です。

そして、方針や意思を示す時は、原稿を使うべきではないと思います。個別案件の細かいデータや数値を扱う際には原稿は必要ですが、大きな方針、自分の意思を示す際に原稿を使ってしまっては効果はほぼ無くなります。政治家が原稿を読み上げるのであれば、原稿を読むプロに任せた方がよく、聴衆は、原稿の読み上げではなく、政治家の魂を感じられるような生の声を期待しているのです。

過去、そして、今における様々な演説に接し、自省し、演説の力を磨いていきます。

 

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