衆院選挙で考える政治のあり方:比例代表重複立候補は制度として不要

今日から12日間、27日までの衆院選挙が始まりました。私は完全無所属の立場ですので、一有権者として政党・候補者の主張を見極めて投票に臨みます。

今回の衆院選挙の一つの争点として、いわゆる裏金問題があります。徹底的な事実確認、当事者の議員による説明、そして、制度としての再発防止が必要であり、いずれも現状では対応は不十分です。加えて、自民党が裏金問題のある議員に対して、非公認、比例代表重複立候補の禁止といった対応をしており、比例代表制の位置付けが注目されています。

私は、そもそも、小選挙区と比例代表に重複立候補できる制度自体を廃止すべきと考えます。小選挙区で落選した議員が惜敗率に応じて比例復活で議員になるという違和感は多くの方が感じていると思います。まるで、比例代表制度が小選挙区の補完のようになっています。

比例代表は各選挙区という範囲ではなく、より広域な課題や全国的な課題に応じた候補者を選ぶ仕組みであるべきです。小選挙区制度、比例代表制度、いずれの制度の長短を踏まえて、重複立候補は認めずに、各制度で適した候補者を選ぶことが2つの異なる制度を併用する意義だと考えます。

選挙とともに、選挙の制度やあり方についても議論が深まることを期待しています。

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