今日は、習志野市教育委員会第10回定例会を傍聴してきました。
一番注目した議題は、「今後の水泳授業及びプール設置の在り方について」で、教育委員会から提示された方針案は、
・小学校は2025年度以降新たなプールの設置(設計済のものは除く)はせず、民間施設を利用。2025年度は、既に民間プールに委託している大久保小、藤崎小に加えて、屋敷小、谷津南小も委託を実施予定。
・中学校も小学校同様の対応とし、座学にて水難事故防止に関する心得を学ぶ。
・ただし、自校のプール施設がある学校では当面は自校プールを利用、ただし、耐用年数や改修費、前年度の水泳授業実績を踏まえて使用可否を判断。
というものでした。私は今年2月の議会で、猛暑における教育活動のあり方を提起し、小中学校のプール授業については、小学校は民間プール(室内)への委託、中学校はプール授業全廃で座学のみ、という提起をしたので、概ね提案が反映されたようでよかったです。この方針は、今回の教育委員会での協議を踏まえて、来月の委員会で決定される見込みです。
しかし、今回の会議で、教育委員からは、「中学校でもプール授業が必要だ」、「座学だけでは不十分」、といった意見が続出されました。率直にいって、私にはまったく賛同・共感できない意見ばかりでした。
なぜなら、小学校の6年間でプール授業は行われるため、さらに中学校でもプール授業をやる意義は少ない、と考えているからです。小学校の6年間で、泳法に加えて、水難事故時の対応について学べば十分です。
プールや水遊びが苦手だと感じた児童は、中学生以降に海や川に水遊びに行かないでしょう。また、事故(船舶の転覆事故等)や災害(津波、高潮等)に直面した際に、中学校で水泳授業をやったかどうかは大きな効果をもたらさない、と考えています。
時代遅れの価値観や考え方に縛られることなく、何のための教育活動か、という観点で引き続き見直しを図って頂きたいと考えます。
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