習志野市議会、各議員による一般質問は5日目となりました。今回の議会では、モリシア跡地の再開発一時中断に関する質問が多く出ていますが、市側からは新しい説明はなく、野村不動産の検討待ちという状況に変化はありません。
今日の一般質問に関するポイントは以下のとおりです。
●習志野市の社会増減(市への転入、市からの転出)について、転入は船橋市、千葉市、市川市から、転出は船橋市、千葉市、八千代市へという傾向を踏まえて、シティ・プロモーション、シビックプライドの醸成が大事。
⇒同意見ですが、具体的には、市内における企業、特に地元の大学と密に連携した起業の促進が肝だと考えています。例えば、千葉工業大学と連携して、ロボット工学や宇宙分野で尖った起業を促す、起業家の住居支援として団地の空き室を市が一括して借り上げて安価で貸す、といったことも考えています。具体的な提案をしていきます。
●閉館中の文化ホールは維持管理費で年間1,365万円を費やしている状況(なお、開館していた頃の年間の興行収入は1億円)。
⇒モリシア跡地の土地・建物のうち、習志野市の所有は建物の区分所有7%分のみとなっており、残念ながら、再開発の主導権は野村不動産にあります。そして、野村不動産による再開発の一時中断となり、その再開がまったく見通せない状況においては、市としては、文化ホールを早期修繕・再開して当面使用しつつ、長期的には①別の市有地で移転・再建することを決める、または、②モリシア跡地で文化ホール分の土地を購入して再建するという選択肢を採ることが可能かどうか、真剣に検討すべき時です。短期的には、文化ホールを早期に使用再開することによって、旧モリシアの他テナント部分の再開を促していくしか道はないと考えます。
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