衆院選で考える政治のあり方:保守政治とは

衆院選も後半となってきました。各政党や候補者による様々な主張を聞くなかで、改めて、保守とは何か、じっくりと考えました。

保守主義、保守政党、保守と革新、保守的

といった形で使われる「保守」という言葉、その政治的な意味はどのように捉えればよいのでしょうか。

私は、

保守とは、人間は完璧ではなく間違いを犯す存在であり、その人間が生み出す組織や制度にも間違いは生まれる、よって、歴史や過去を謙虚に学び、慎重に物事に当たる思考

と捉えております。保守は、人間という存在を謙虚に捉えて慎重に行動していく姿勢だと思います。

保守=右翼・国粋ではなく、保守=戦争責任の否定でもありません。歴史を謙虚に省みて、人間の間違いを生み出す可能性を踏まえて、慎重に政治に当たる、これが保守政治です。

この意味では、歴史を乱暴に理解して発言したり、隣国への無用な挑発をするような政治家は保守政治家ではないと考えます。

また、明治維新以降の社会像だけを日本の伝統と捉えて、伝統を重視する等という主張も保守ではないと考えます。日本の長い歴史、負の歴史も含めて学び続ける姿勢で、守るべきものは守り、そして、時代の変化に応じて変えるものは慎重に検討し変えていく、この姿勢が真の保守だと思います。

このような捉え方においては、私は、自分自身を保守的な政治家だと認識しています。

 

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