今日は都市計画審議会に委員として出席してきました。
市側からの報告事項として、千葉県による都市計画区域マスタープランの更新について現況報告がありました。この「都市計画区域マスタープラン」は、千葉県が作るもので、広域的な視点で各区域の都市開発の方向性を示すものです。習志野市は、他地域と一括りとされずに市として単体でこのマスタープランが策定されています(詳細内容はこちら)。
私は、報告に対して、
1.県によるマスタープランの下に、市による都市計画マスタープランが位置付けられるが、最も重要なことは、習志野市としてどういう街を目指すのか、どういうまちづくりをしたいのか、ということ。そして、それは習志野市による基本構想・基本計画で示されるものである。よって、県によるマスタープランよりも、市として、基本構想でまちづくりの方向性をしっかりと示していくことが重要である。
2.現行の区域マスタープランでは、湾岸部のまちづくりの方向性が十分に検討されていない。羽田空港の機能強化や羽田アクセス線の整備計画、新湾岸道路の整備計画等に加えて、東京への近接性等を踏まえれば、過去の延長線ではなく、湾岸部の都市計画のあり方はしっかりと考えていく必要がある。具体的には、東関東自動車道の南側は住工混合を避けると現行の方針であるが、そのままでよいのか、新習志野駅周辺の開発のあり方と合わせて検討していくべきである。
という趣旨の主張をしました。まちづくりの基本的な方向性は、国でも県でもなく、現場を把握し住民と日々接している市が主体的に創り、示していくべきものです。
千葉県の動きもしっかりと留意しつつも、習志野市が主導して、前向きでワクワクするまちづくりを進めていけるように、総合的かつ具体的な提言をしっかりとしていきます。
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