「少子化対策したら人も街も幸せになったって本当ですか?」(泉房穂、ひろゆき、株式会社KADOKAWA、2023年)を読みました。
泉・前明石市長に関する本は4冊目になるので、その主張や考え方は大まかに理解できたうえで読みました。この本では、ひろゆきさんのズバッと直球の問い、そして、その問いに答える泉さんの熱い回答、というやりとりが非常に面白かったです。
結局、子育ては、その経済的や精神的な負担の多くを親が対応している一方で、子どもが無事に育って様々な活動をして得られるその裨益効果は社会全体が享受するというアンバランスについて、日本社会で決定的に理解されていないのだと思います。
子どもが育って活躍した結果、その効果は社会が享受するので、子育てに必要な負担はもっと社会全体が手当てすべきと考えます。子どもがいる・いないという次元の話ではありません。社会が享受できるメリットという観点をしっかり持って子育て支援に社会全体が取り組む必要があるのです。
別の言い方をすれば、子どもは親が育てるもの、家庭の責任という感情論に甘えて、子育て支援に日本社会が取り組んでこなかった結果、今の超少子高齢化社会に至っているのだと考えます。
主張するだけでなく、習志野で具体的に何ができるか、知恵と工夫を絞って全力で取り組みます。
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