昨日、県内初の学びの多様化学校(小学部)となる、習志野市立袖ケ浦西小学校分教室の開室式に参加しました。
学びの多様化学校とは、不登校対策の一つとして国が設置を推進している学校で、従来の学校よりも柔軟にカリキュラムを調整して子どもたちに向き合いながら学ぶを提供する場となります。
県内では存在しませんでしたが、2025年度に、習志野市に小学部、浦安市に中学部が設置されてこの4月から授業が始まります。
多様な子どもには多様な居場所、学びの場が必要と私は考えており、学びの多様化学校もその一つになればと願い、しっかりとフォローしていきます。開室までの関係者のご尽力に感謝しつつ、学校を良いものにしていくのはまさにこれからの活動が大事です。
また、学びの多様化学校を設置すれば、不登校対策が完了という訳にはいきません。学校にまったくいけない子どもたちに学びと自立への道を届けるのはどうしたらよいのか、更に検討し、提供していく必要があります。
更に、既存の学校においても、過度な画一性や過剰な平等主義をなくし、多様性や個性を尊重する授業や学校運営を目指していく必要があります。多様性や個性を大事にしながらも社会としての連帯、幅広く共感される価値観をどう養っていくのか、この点が教育の難しさであり、醍醐味だと私は考えます。
日本の教育は世界に誇るものであると前職の経験から実感していますが、もっとよくなるためにまだまだやることがある(例えば、学校徴収金の問題)と捉えています。
学びの多様化学校の設置という素晴らしい取組を契機として、習志野市の教育行政の更なる改善に取り組んでいきます。
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