日々全力で活動しているので前職のことを思い出す余裕はあまりありませんが、時折、報道等でJICAという言葉を目にすると前職時代を想うことがあります。
20代でアフガニスタン、30代でインドネシアに赴任し、出張ではエジプト、東ティモール、スリランカ、キルギス、ヨルダン、シリア等、本当に様々な国に行きました。各国で多様な価値観や文化に接する中で学んだことはたくさんありました。
まず、相手を尊重すること。相手の文化、歴史、政情等を知ろうとする姿勢を持って接することで、交流が始まります。どの国に行く時も、必ず、その国の歴史を本で事前に学び、そして、英語ではなく、その国の現地語での挨拶を言えるようにしていました。最初の会議で、現地語で「こんにちは、私は大宮こうたです、この国が好きです」と言うようにしていましたが、それだけで相手方の雰囲気が和んだことが多くありました。
次に、自分の想いや意見をはっきりと言葉で伝えること。日本人の協調性や優しさは世界でよく知られていますが、逆に言えば、何を考えているのかわからない、主張が弱いという評判も根強いです。世界では、相手を尊重しつつ、自分の考えをしっかりと伝えることが不可欠です。
最後に、前向きな提案や姿勢を大事にすることです。これは、途上国への協力という仕事をしていたことも影響していますが、様々な困難がある中で、できない言い訳を探すことは簡単です。相手国の関係者も、難しい、できない、なんていう言葉を日本側から聞きたいわけではありません。困難な状況だけでも、その状況を打破する取組を日本に期待しているのです。常に「どうしたら前に進めるか」ということを考え続けていました。
世界での経験を活かして、習志野市政の改善に取り組んでいきます。
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