一般質問のふりかえり:その1、公共施設再生計画のあり方について

9月13日に行った一般質問について、そのポイントを振り返りながら、内容や意図、そして成果等を共有させていただきます(録画はこちら)。

まず、「第3次公共建築物再生計画」の策定状況に関する質問について報告します。

学校、公民館、図書館といった公共建築物は多く存在しており、いずれも老朽化が進んでいます。人口減少や高齢化が見込まれ、また、市の財政も潤沢ではない状況において、全ての施設を更新することは難しい状況にあります。このような中、習志野市では10年以上前から、公共施設の再生について取組を進めてきており、今は「第2次公共建築物再生計画」を実施中です。

そして、今後は、2026年度から2041年度までの第三次計画を策定していくことになります。私は、この第三次計画は極めて重要と捉えており、今回の質問で取り上げました。

なぜなら公共施設は行政サービスの基盤であり、統廃合や複合化は市民生活に大きな影響を与えるものです。また、長期的な財政見通しを踏まえた議論が重要であり、この計画が失敗すると市の財政にも負の影響が大きくなります。

今回、私は、

①計画において、財源確保は重要な課題である。そのため、計画の対象施設だけでなく、市の全事業を精査し、抜本的な見直しも含めて財源の確保を図るべきである。

②個別の施設の更新是非だけでなく、施設が所在する街全体を俯瞰して、まちづくりの観点で公共建築物のあり方を考えてほしい。例えば、秋津地域では、総合福祉センターの更新が喫緊の課題であるが、周辺の公共施設(消防署秋津出張所、秋津保育所、秋津小学校、新習志野図書館・公民館等)のあり方も含めて、総合的に検討してほしい。

③計画の目標年である2041年を見据えれば、2041年に社会の中核を担っている次世代の想いや意見を大事にして計画を策定してほしい。

という3点を提起し、市長や部長等と議論を展開しました。

私の趣旨や考え方は十分に市側に伝わったと思いますし、①も②も具体的な例とともに議論を展開したので、今後は、例示した件で更なる検討や議論をしながら、提起した考え方の反映を図ります。

 

 

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