小・中学校の適正規模・適正配置を考えていて、習志野市の文書を読んでいると、
「まちづくりの視点を持ち、学校施設や敷地の有効活用を進め、地域コミュニティーの核となっている現在の学校(小学校 16 校、中学校 7 校)を可能な限り維持していく。 」
という重要な方針を再確認し、「まちづくりの視点」とは何か、考えました。
私は、まちづくりとは、
住民、そして、その街に住んでみようと思う、または、これから生まれてくる未来の住民が、それぞれの生き方で幸せに暮らせること
が目的であり、その目的を達成するために、
街全体を俯瞰して、総合的にどのような街にしていくのか、考えて、果敢に実行していくこと
と考えます。この「俯瞰」、「総合的」、「果敢に」という点がポイントです。
例えば、街にある個別の公共施設(消防署、福祉施設、学校等)の将来像を各々で考えるのではなく、空間と時間の両面から街全体の将来像を考えたうえで、個別の施設のあり方を決めていくことが大事です。また、市役所の方は、公園は公園緑地課、消防署は消防本部、学校は教育委員会と所管が分かれていますが、住民にとっては全て「市役所」となります、この件はこの部署が担当という意識は強くありません。所管部署の間での調整等は住民にとっては関心のないことで、市役所総体としてこの地域をどうする方針なのか、という点を住民は聞きたいと考えています。個別の施設、個別の担当部署の話ではなく、まず、街全体の将来像を議論していく必要があります。
そして、少子高齢化という課題に直面している日本社会。こうやればうまくいくという成功モデルはありません。街の個性や強みを活かして試行錯誤で模索しながら、果敢に挑戦していくまちづくりが必要です。その挑戦の中から、新しい時代における街の活気が生まれてきます。
まちづくりの主役は住民で、人任せにしていても自分たちの街は前に進みません。私は、まちづくりを盛り上げていく熱源となるために、引き続き全力で活動していきます。
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