2023年5月に市議会議員になる前は、JICA(国際協力機構)で20年間働いておりました。アフガニスタン、インドネシアに駐在し、出張ではエジプト、東ティモール等、様々な国での仕事を経験してきました。
連続爆破テロへの直面や反政府武装勢力との面会、様々な国の教育現場での活動、日本の中央省庁での仕事(国会議員への説明、予算確保、政策立案等)、米国への留学(社費留学、行政学の勉強)等、本当に様々な経験をさせていただきました。その経験は市議会議員の活動にも活かすことができています。
特に、現場主義、そして、前向きな姿勢という点を活かすことができています。
現場主義については、問題が起きている現場を自分の目・耳・足等でしっかりと確認することの大事さを様々な国での仕事を通じて痛感しました。途上国政府から様々な要請に対して、公式な仕事なので公式な文書で要請内容を精査することは多いですが、やはり、実際の現場を確認することは非常に重要でした。現場を見れば課題認識は深まりますし、この課題をなんとか改善したいという気合も入ります。また、文書で書かれている内容と現場の実情が異なっている場合もありました。この現場主義は市議の仕事でも非常に大事です。問題について相談を受けた際には、できる限り早く現場に行って自分の目で確認するようにしています。そして、現場で得た感覚を大事にしながら問題の解決に取り組むようにしています。
また、前向きな姿勢も非常に重要です。問題に直面した際に悲観的に捉えても改善は進みません。問題に対して「困った困った」と悩むのではなく、「では、どうしたらいいのか?」と考えて取り組むことが大事です。途上国での仕事では本当に様々な課題に直面し、想定外の出来事がたくさんありまして、絶望することもありました。しかし、絶望しただけでは何も進みませんので、厳しい状況の中でもどうしたらよいのか、と前向きに捉えて活動する姿勢が養われました。この前向きな姿勢は市政においても有効で、問題に対して批判や指摘だけではなく、建設的な提案をするために重要です。批判や指摘だけでは市政は前に進みません。前向きなまちづくりを進めるために、基本的な姿勢は「前向き」であり続けます。
前職時代の経験や想いをまとめたインタビュー記事はこちら、そして、5分半程度の動画で紹介したものはこちら↓です。ぜひご覧ください!
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