バイアス、思い込みを排して

まちづくりにおいて、政治家はその信念や志をブレずに持ち続けるべきですが、一方で、様々なバイアス、思い込みを排して臨む姿勢も必要です。

行政における個別事業についてその実施の是非を考える際には、予算、安全、持続性、利用者の利便性、公共性、関連法令等、総合的に捉えて検討しますが、その検討過程で政治家は自らの思い込み、バイアスを意識してなくすようにしなくてはなりません。

私は、独りよがりの思い込みはないか、客観的なデータに裏付けされているか、過去の情報のアップデートはできているのか、しがらみといった非合理な判断要素はないか、といった問いを自らに向けて様々な検討をするようにしています。

具体例としては、秋津サッカー場の人工芝化の問題があります。

この問題は3年以上前に議会で議論されましたし、それより以前から利用の仕方について議論があったと聞いています。過去の経緯を把握することはもちろん大事ですが、過去に引きずられ過ぎずに、バイアスを廃して、今の視点で判断する必要があります。

人工芝化反対については過去に発信してきましたが、改めて、今時点で考え直しても、人工芝化する妥当性はまったく見出すことはできません。議会において人工芝化への反対という私の提案は否決されてしまいましたが、引き続き反対し続けますし、仮に人工芝化の工事が終わっても、いつか必ず天然芝に戻します。

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