習志野市、文教住宅都市憲章の理念を大事に

習志野市には、まちづくりにおける不変の理念として、1970年に制定した「文教住宅都市憲章」があります。制定から約55年という月日が経ちましたが、この憲章の掲げる理念は今でも有効、ますます重要となっていると考えています。

特に、冒頭の3つの宣言(↓)は、今後も堅持し、さらなる充実を図っていく必要があります。

  • わたくしたち習志野市民は、青い空と、つややかな緑をまもり、はつらつとした若さを失わないまちをつくります。
  • わたくしたち習志野市民は、暖かい生活環境をととのえ、住みよいまちをつくります。
  • わたくしたち習志野市民は、教育に力をそそぎ、すぐれた文化をはぐくむ調和のとれたまちをつくります。

一方、時代の変化に応じて、この文教住宅都市憲章に基づいて実施してきた政策や事業は、必要な見直しや更新をしていく必要があります。文教住宅都市憲章の理念は不変ですが、その具体的な展開は時代に応じて変えていくべきです。

例えば、市が新しい政策として打ち出している「新習志野駅勢圏の活性化」について、「文教住宅都市憲章に基づいて、駅南側は住工分離の考え方で住居地域は設けない方針があるので、反対!」という声があります。

私は、住工分離を維持し、文教住宅都市憲章の掲げる「暖かい生活環境をととのえ、住みよいまち」を創るという点は継続すべきと考えますが、だからといって、駅南側が今のままでよいとは考えません。

具体的には、私は、住工分離のラインを見直して、そのラインをやや南側に押し下げたうえで、駅前から幕張方面と海方面については住居地域の追加も含めてあたらしいまちづくりを進めて、「住みよいまち」を創るべきと考えます。文教住宅都市憲章の理念が大事であって、その理念を具体化するために展開する政策や事業は時代の変化に応じて柔軟に運用する必要があります。

この点については、9月の議会でも話題として、まちづくりのあり方という整理で骨太の議論ができればと考えています。文教住宅都市憲章の理念を大事にしたうえで新習志野駅周辺の活性化に取り組んでいきます。

(写真は新習志野駅の駅前広場。活用の潜在性が大きい場所です。)

 

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