一般質問のふりかえり:その4、新習志野駅周辺の活性化!

先月11日に行った一般質問についてそのポイントを振り返りながら紹介していきます(録画とその時間割はこちらからご覧いただけます)。

最後となる今回は、新習志野駅周辺の活性化の具体的な進め方に関する議論を紹介します。

新習志野駅周辺の活性化については、議会で可決した「基本構想」によって市の方針となりましたが、この具体的な進め方に関し、私は、住工分離の考え方、公益・公共施設のあり方、南北を一体的に捉えた活性化に向けた具体策の3点を提起しました。

まず、住工分離については、私は、引き続き、住居地域と工場地域の分離は必要と考えていますが、その分離のラインは現状の京葉線・湾岸道路・東関東自動車道ではなく、駅南側に移動させるべきと考えており、市の認識を確認しました。

市長からは、良好な住環境と産業環境を維持・保全しつつ、設置予定の庁内検討組織で検討し、慎重に進めていく、という答弁でした。私も同じ考えですが、今後、既存事業者や周辺住民からのご意見を踏まえて、より具体的にこのように住工分離のラインを変更すべきという提案をしていきます。

公益・公共施設については、市側から、駅北側の共同住宅ストックの再生、駅南側の駅前広場から千葉市方面における土地利用再構築、駅の乗降者数の増加策を検討していく中で考えていく、という答弁がありました。私からは、駅南側に公益・公共施設を新たに設けていくのではなく、駅南北を一体的に捉えてまちづくりを進めていくことを主張し、そのためには南北の連結性を高まる駅直結の歩道橋を設置してはどうかと提起しました。

歩道橋については、市からは現時点では設置の考えはない、費用対効果が確認できていないという回答でした。私は、この回答を否定的とは捉えず、駅周辺の活性化において費用対効果が確認できれば歩道橋の新設の可能性がある、と理解しました。今後、まちづくり全体における費用対効果について整理したうえで歩道橋の新設を引き続き求めていきます。

最後に、新習志野駅周辺の活性化について、市長から総括的な話として、

●バイアスを解きながら、多様な意見を集めながら、将来にわたって持続可能で魅力あるまちづくりを実現するため、地域全体の将来像を見据えたうえで、地域特性や課題、可能性を丁寧に整理しながら、今後の方向性を検討していく。

という前向きな話をいただきました。

私は、新習志野駅周辺の活性化は、周辺地域のみならず、習志野市全体、市外にも好影響を広げていける、非常に可能性のある政策だと捉えています。今後、駅周辺の活性化に向けたグランドデザイン、将来構想を策定していくことになることを見据えて、先月、グランドデザインに関する政策提言を市長に提出しました。この提言を踏まえて、こういうまちを創っていく!という熱量を最大化しながら、新習志野駅周辺の活性化に取り組んでいきます。

コメント

タイトルとURLをコピーしました