習志野市、学校施設のあり方に関する議論が開始

習志野市は、10年以上前から公共施設の再生(建替、長寿命化、統廃合等)について取り組んできています。

取組においては、中長期的な計画を立てていますが、今回、市全体のまちづくりのビジョンといえる「基本構想」が新たに策定される機会に、公共施設の再生に関する計画も改訂されようとしています。

改訂に関する議論の詳細についてはこちらからご覧いただけますが、私は、一つのポイントとして、市から現時点の案として、以下のような提起がなされたことに注目しています。

「各公共建築物の老朽化の状況などを勘案して実施する事業及び時期を位置付けた当該事業計画を確実に実施しつつ、今後は以下のようなことにも着手していなければならないと考えます。

本市が保有する公共建築物の延床面積の6割を占める学校施設を中心とした、以下のような取り組み
・学校施設等の統合等の実施(小学校の統合、小中一貫校の設置など)
・学校施設周辺にある他の施設(生涯学習施設、福祉施設など)を学校施設に複合化・多機能化」

市立の学校は、市立習志野高校、7つの中学校、16の小学校で24の施設があります。今回、これらの学校施設のあり方についても今後検討していくということが案として示されたということになります。

私は、学校は教育施設という役割に加えて、特に小学校については、地域の交流や文化の拠点であり、災害時には避難所となる等、地域社会における中核的な存在と捉えています。単なる施設ではなく、地域の拠りどころ、拠点という面が学校施設にはあります。この点について、特に、埋立地として整備された袖ケ浦・秋津・香澄地域においては、昔ながらの神社や仏閣、特徴的な地形等がないので、地域のアイデンティティーという面も学校にはあると捉えています。

教育という観点に加えて、まちづくりという観点からも学校施設のあり方は総合的に検討していく必要があります。これからの学校施設のあり方について、地域の皆様や教育関係者のご意見をいただきながら、考えを更に深めて、個別の協議や議会での議論を進めて、習志野市の考え方や方針を定めていくことに貢献していきます。

(写真は秋津小学校に泳ぐこいのぼり。毎年5月になると地域の方と保護者が一緒になってこいのぼりを掲げることが伝統になっています。)

 

 

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