習志野市が実施中の各種政策・計画のパブリックコメント。その内容を読んで、私なりのポイントをブログで紹介してきています。
今回は「安全で安心なまちづくり基本計画(案)」について紹介します。この計画は習志野市の条例「習志野市犯罪のない安全で安心なまちづくり条例」に基づいて策定されており、今回は2026年度から8年間の計画(案)が示されています。
計画(案)によれば、市内の犯罪件数は2014年比で約4割減少(2024年)しており、防犯対策の成果がでてきているといえます。一方で、電話de詐欺やSNSを使った犯罪が増えてきており、引き続き防犯の徹底が必要です。
内容を読んで私なりの気づきとしては、
●総合的な計画となっているものの、再犯防止の取り組みが十分でない。法務省によれば刑法犯の検挙者数における再犯率は47%(2023年)となっており、一度犯罪を行った人が再度犯罪に手を染めないような取り組みの強化が必要です。
●防犯活動の担い手となっている町会や自治会の高齢化や人手不足(11頁、12頁)について言及されていますが、活動の活発化に加えて、防犯を担う組織のすそ野を広げる活動も重要です。企業、大学、NPO法人等との連携を深めていくべきです。
●国政において外国人政策が偏った形で議論されている今、災害発生時に外国人に対する差別行為等が発生する可能性があります。また、外国ルーツの方々が犯罪被害にあった際の対応は十分か、現状把握が必要です。犯罪弱者に対する取組の強化が示されていますので、子ども、高齢者、障がい者に加えて、外国人も加えて検討を深めるべきです。
という3点があります。今後の検討においてこれらの点も含めてさらに議論をして、よりよい計画にしていただくよう期待します。
私も様々な活動を通じて、安全で安心な、犯罪の少ないまちになるように尽力していきます。

-150x150.jpg)
コメント