習志野市による各種政策・計画に関するパブリックコメント。その要点や私なりのポイントを紹介するブログ記事、2回目は、前回に続いて、前期基本計画についてご紹介します。
基本計画は、ビジョンである基本構想の直下にある計画で、各分野の政策や計画を網羅的にまとめているものです。言わば、8年間の主要事業とその方向性を示しているといえます。
パブリックコメントで意見を集めている案について、よく言えばバランスがよくとれている、厳しく言えば重点施策がわかりにくい、と捉えています。
様々な分野の課題やその対応について幅広くまとまっていますが、習志野市の個性や強みを活かしてこの分野のこの事業はやり切るという重点はあまり感じられませんでした。この点は私の理解不足という点もあると思いますので、12月議会で議論して確認していきたいと思います。
例えば、私は、成田空港の機能拡張や羽田空港へのアクセス改善は習志野市にとってチャンスだと考えています。成田空港は「第2の開港」に向けて機能拡張に取り組んでおり、習志野市は空港で働く人材の住む場所、そして、空港関連の企業の拠点としての役割が強まるのではないかと思います。この観点で、京成線沿線、そして、高速道路付近において空港関連の人や企業とのつながりを強める取組が重要になります。
また、羽田空港へのアクセスについて、千葉方面は羽田アクセス線臨海部ルートが2031年度開業を目指して進められており、これによって、新習志野駅周辺に羽田空港へのアクセス向上を踏まえた企業や人材の集積を期待できます。
このように習志野市の強みや個性を活かした政策や事業についてもっと強く打ち出していくべきと考えます。このような問題意識で12月議会で議論を展開し、より前向きなまちづくりにつなげていきます。



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