水辺とともに豊かな街へ

「水辺」は習志野の大きな魅力です。茜浜、谷津干潟、そして、菊田川をもっと魅力あふれる場所にできるのではないかと考えています。

まずは、茜浜。見晴らしもいいですし、広々としています。緑地の一部をBBQ場にしたり、テトラポットが並んでいるだけの場所に人口砂浜を作り出すことで魅力が大いに増します。親水公園を作ってもいいかもしれません。今は人が少ないことでごみの放置につながっていると思います。「習志野の海を守る会」がごみ拾い活動をしてくださっていますが、結構なごみを海辺だけでなく海浜公園内でも見つけてしまうのが現状です。この茜浜を様々なアイデアを用いて活用することで、ごみ放置を減らし、そして、ワクワクする場所にできる可能性が高いです。

谷津干潟、ラムサール条約に登録されている湿地ですから保全が大切ですが、もう少し干潟との触れ合いを生み出せないかと思います。ジュニアレンジャーという素晴らしい活動や干潟清掃で時折は干潟の中に入れますが、普段はしっかりと柵で囲まれていて水との触れ合いがありません。一部だけでも干潟の水に触れて、動き回る生き物と触れる場所を造ってはどうかと思います。干潟公園で蟹を見つけることができますが、干潟の中で蟹や貝、魚を身近で見ることで自然を大切にする心が養われます。

最後に、菊田川。一部が暗渠になってしまっていますが、谷津干潟とつなげて水の流れを回遊させてみてはどうかと考えています。今の汚れた川でも春になると多くの小魚を見ることができます。魚を追う鳥たちも多くいて和やかな景色があります。でも、溜まりに溜まったヘドロが異臭を放っている時もあって残念です。菊田川は治水という観点で整備されていますが、この川を楽しむという視点で工夫できる可能性があります。せっかく身近に川があるのですから、治水はしつつも、その川を愛でる取組みがあってもよいと思います。

水辺の可能性が溢れる街、習志野。水辺とともに豊かな街へ、精いっぱい取り組みます！