先週24日(水)午後、習志野市教育委員会で、「中央消防署秋津出張所移転建替え用地の確保について」という報告事項が提示されて、傍聴してきました。
要は、老朽化してきている秋津出張所を建替える必要が生じて、検討した結果、その建替え用地を第七中学校の敷地の一部とすることを教育委員会について検討依頼するものです。
生活の安全・安心にとって不可欠な消防機能の維持は極めて重要で、働く場が老朽化してその機能が低下してしまう事態は絶対に避ける必要があります。
そのうえで、今回の報告事項については、以下のとおり考えています。
1.配布された資料によれば、2016年度(平成28年度)の消防委員会で老朽化を理由として「移転建替えすべき」との答申が出ています。その後、なぜ7年近くも検討が停滞していたのか、経緯を検証する必要がある。
2.建て替え用地として他に選択肢はないのか、例えば、現在の出張所の隣にある駐車場等はなぜ駄目なのか、明らかにしなくてはならない。
3.重要な消防機能の維持という観点で建替えは早期実施が望ましいが、秋津、香澄、袖ヶ浦、茜浜、芝園といった市南部の長期的な街づくりを一緒に考える必要がある。新しい出張所ができたけれども、将来、街自体が衰退して出張所がぽつんと残るという事態を避けなくてはなりません。また、移転する場合には、跡地の利活用について、「民間に売却してマンション建設」ではなく、公有地として維持したうえで、どのような活用がよいか、地元の要望を十分加味して決定していくべきです。
本件を引き続き注視し、必要な申し入れを行っていきます。
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