行政学を学ぶ

 20代は、東ティモールやエジプトへの出張、そしてアフガニスタンへの駐在を通じて、途上国の方々が抱く国創りへの熱意、そして前向きな姿勢に心を揺さぶられた結果、もっと勉強したい!という気持ちになりました。

所属先から機会を頂いて、30歳の時に米国の行政大学院に留学することになりました。なぜ行政学か。国創りにおいて国家はどうあるべきか、どういう行政機能を持つべきかと悩み、考えた結果、まずは行政学の基本を学ぼうと思ったからです。

色々と学びが多かったのですが、大きな学びとしては、

①米国では「行政=官」ではなく、NPOやNGO、市民団体が行政サービスの担い手として普通に認識されていること、

②行政機能としては、給付だけでなく、住民の権利を制限する「侵害行政」という考え方があること、

③定量的なデータで政策評価をしていく重要性、

といった点でした。そして、次の課題として、こういった学びをどう生かすかということ。30代の大きな課題となりました。

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