一般質問の振り返り(その7、最終回):旧庁舎跡地には必要な機能を!

一般質問の内容についてポイントをまとめて紹介してきましたが、今回分(2月28日に行った一般質問の分)に関する記事は最後となります。

最後の記事は、旧庁舎跡地の活用に関する議論を紹介します。

1964年に完成した旧・市庁舎は2022年度に解体が完了し、現在は更地となっています。そして、その更地の活用については議論が重ねられてきましたが、習志野市は昨年から今年2月にかけて「サウンディング型市場調査」を実施しました。

サウンディング型市場調査とは、土地の活用を決定する前に、民間事業者との対話を通じて、アイデアや市場性を調査するもので、その結果は公開されています。

一般質問では、この結果について改めて確認しつつ、必要な公共施設は設置されるのかどうか、議論をしました。習志野市からの回答は、事業主体はともかく何らかの「公共機能」は設置する方向で検討していく、というものでした。

私は、この場所、今の市役所の対面に位置しており、そして、京成津田沼駅から鷺沼方面に抜ける道路に面し、鷺沼城址公園にも隣接している場所にあることを踏まえて、市民の要望をしっかりと聞き取って必要な機能を設けるべき、中途半端な施設を作ることは避けるべき、と主張しました。

習志野市の有する土地を全て確保し続けるべき、全ての土地に公共施設を設けるべきという主張ではありません。土地の場所や潜在性を見極めて、是々非々で議論すべきという考えです。逆に言えば、無計画に民間に売却・長期貸付をして高層マンションを建設するという手法には反対です。

習志野市として目指すべき都市像をしっかり設定し、各土地の利活用を見極めて判断していく必要があり、この観点では、旧庁舎跡地についても立地条件を考えれば、単に民間事業者にお任せで貸付ということは避けるべきです。

この議論は今後も続いてきますのでフォローしていきます。

(写真は現在の市役所庁舎です)

 

 

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