習志野市議会、第1回定例会(3月議会)閉会:予算案への向き合い方

今日で習志野市議会第1回定例会(3月議会)が閉会となりました。初めて新年度予算案に向き合った議会となりましたが、濃厚な議論を通じて、市政への改善に貢献できたと振り返っています。

結論から言えば、予算案に対しては賛成しました。

賛成したからといって、百点満点の予算案とは捉えていません。予算案を隅から隅まで読み込んで、4日間の予算委員会で課題や改善点についてたくさん指摘をしました(詳細はこちら→1日目2日目3日目4日目)。そして、全体として習志野市民の生活と未来にとってよい予算かどうか、ぎりぎりまで考えて賛成に至ったという状況です。

ポイントとしては、

●小・中学校の改修、特別教室・体育館へのエアコン設置、そして、副教材の共用品化といった取組が着実に進展している。

●中央消防署秋津出張所、緑道橋改修といった市南部の公共建築物・インフラの更新が妥当な方向性で進んでいる。

●児童福祉、高齢者福祉、障がい者福祉、生活保護といった民生費をしっかりと確保して市民生活を支えている。

という点を評価しました。一方で、

●習志野市の目指す将来像に向けた独自策や重点が見えてこない。知恵や工夫を更に絞っていく必要がある状況。

●鷺沼特定土地区画整理事業に関し、街の魅力づくりにつながる事業が見当たらない。唯一の公共施設となる鷺沼小学校についても特色や工夫が見えてこない。

●パイプオルガン移設に関し、長期的な視点による対応ができていない。個別事業の精査において、単年度の支出のみならず、数十年という観点で費用対効果を考慮する視点が不足している。

という点は大きな課題、改善点だと思いますので、今後もしっかりフォローし、改善を図ります。

議会は終わりましたが、一呼吸をついてすぐに個別政策の推進、いただいているご要望の対応、そして、まちづくりの将来像の具体化に取り組んでいきます。

 

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