日本の課題として話題になる人口減少や少子高齢化。習志野市においてはどうでしょうか。
結論から言えば、人口減少ではなく、少子高齢化が課題となります。先月の議会でも議論しましたが、習志野市の現在の人口は175,184人(2024年11月30日現在)で、市による推計では今後の出生率が低位となった場合でも、2050年の人口は172,135人で現在から3,049人減(▲1.7%)となります。
日本全体では2050年には今より2,000万人程、総人口が減ると予測されている中で、1.7%減という数字は微減といってもよい推計だと思います。もちろん推計ですので、更に下回る可能性もありますが、私は、子育て支援による出生数の下げ止まり・回復に加えて、新習志野駅周辺の再開発によって2050年に人口が増えている状況もあり得ると捉えています。
一方、少子高齢化は着実に進んでいきます。国立社会保障・人口問題研究所の推計では、2050年における習志野市の高齢化率は31.7%(2025年は23.7%)です。千葉県全体では、2025年の高齢化率は28.3%、2050年は35.5%という予測です。
今よりも8ポイント以上進行する少子高齢化という推計を正面から捉えてどうしていくのか、ここが習志野市政の最重要課題の一つです。
人口減少と少子高齢化を混同せず、習志野市の課題は人口減少ではなく少子高齢化としっかりと認識したうえで対策を練り上げていく必要があります。次回はこの対策について具体的な提言をしていきます。
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