一般質問の振り返り・その5:新湾岸道路プロジェクト、海辺との連携を!

3月議会における一般質問の振り返り、最終回は、新湾岸道路プロジェクトに関する議論について報告します。

新湾岸道路とは、国が進めている事業で、外環高谷JCT周辺から蘇我IC周辺ならびに市原IC周辺を結ぶ高規格道路として調査中の道路のことです。現在、構想段階であり、関連情報の整理や周辺住民への情報提供やアンケート調査が行われてきたところです。習志野市役所でも昨年末にプロジェクトを紹介するパネル展示がなされていました(プロジェクトの詳細はこちらからご覧いただけます)。

環境や眺望への配慮といった検討課題はありますが、私は、このプロジェクトは、周辺自治体と住民の意見を丁寧に反映させつつ、物流、防災、医療等の観点から進めていくべきと現時点では考えています。

そして、習志野市では、湾岸部は茜浜・芝園地域であり、おそらく清掃工場前の道路にこの新湾岸道路を通すことになるのではないかと推察していますので、湾岸部、海辺のにぎわい創出と連携させて考えていくべき、と議会で主張しました。

また、無機質な人工物を構築して終わりではなく、できる限り、自然を増やしていく、ネイチャーポジティブの考え方、あるいは、自然の力を使っていくグリーンインフラという発想も加味していくべきと考えています。

習志野市の湾岸部では、今後、新習志野駅周辺の活性化、清掃工場の建て替え、緑道橋の改修、下水処理場の機能広域化といった中長期的な事業が動き始めていきます。新湾岸道路プロジェクトも視野に入れつつ、各事業の適切な実施に加えて、地域総体として良好なまちづくりにつなげていく必要があります。キーワードは、総合性、海辺、にぎわい、グリーン、だと捉えています。

習志野市の湾岸エリアは、今後10年~30年で大きく飛躍する場所になると確信しています。リスクや配慮事項もしっかりと留意しつつ、建設的で前向きな提案を続けて一つでも多く実現に結び付けていきます。

(写真は干潮時には浜辺が現れる茜浜。可能性が大いにある海辺と考えています。)

 

 

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